日本では真夏になると、平均気温が38度を越える日々が連日50日以上も続きます。ニュースや新聞では熱中症に気を付けることを呼び掛けており、命を守る行動としてエアコンを24時間作動させるようにとも気象庁が警告を出すまでになりました。若い方であれば暑い・寒いという感覚を正常にキャッチできますが、高齢者ではその感覚が鈍ってしまいます。そのため、熱中症で命を落とされる方も多く、同居をしている家族がしっかりと室内環境の管理をしないといけません。
24時間同じ空間で生活ができない場合、クラウドサービスを駆使した温度計センサーを導入してみましょう。この温度計センサーというものは、エアコンに組み込まれているのが大半です。スマートフォンやパソコンとエアコンを連動させることで、遠隔操作をしながら運転を担うことができます。IoT技術のひとつであり、2000年から一般家庭でも広く普及をしているのが特徴です。
ここではこの温度計センサーと高齢者の安全を守るコツを、簡単に見ていきましょう。センサーの仕組みは非常に簡単で、赤外線を360度範囲に照射をして観測しています。天井付近・床と温度差が発生するところは定点観測となっており、平均値を自動で割り出すことが可能です。人間が快適だと感じる気温は25度までなので、あらかじめ機器にセットをしておけば、その気温以上になったら遠隔地のパソコンなどに警報を知らせて、エアコンを運転させることができます。