湿度計というと温度計のおまけのような扱いだったり、温度計と比べて単機能で選べる製品が限られるイメージです。しかし近年はスマホで湿度の確認が行えるネットワーク対応のセンサーや、パソコンに接続できる製品も登場しています。前者はいわゆるIoTデバイスの一種で、ネットワーク越しに外出先から湿度が分かるタイプです。湿度計がネットワークに対応するだけで、使い勝手が増えたり活用の価値が高まりますから、こういうセンサータイプの製品は有益だといえます。
後者はネットワークの対応よりも、湿度を記録したりグラフで表示できるなど、分析的な使い方に対応する特徴が魅力となっています。高機能な湿度計は比較的高価ですが、本体内蔵と外部センサーに対応する製品であれば、割と手頃な価格で使い勝手の良さが手に入ります。2センサー対応の湿度計は2点同時測定が可能で、離れた場所にセンサーを設置すると、手元で窓際や天井付近の湿度が分かるようになります。従来の湿度計は設置場所まで出向かないといけませんでしたが、最近は無線対応の製品も増えていますから、立ち上がらずにその場で湿度が確認できます。
無線なら屋外に設置するアイデアも活かせますし、有線だと難しい冷蔵庫や冷凍庫内の状態確認にも活躍です。ロガー機能を備える製品なら、もはや設置場所が周辺に限定されることはなくなり、箱詰めしたり遠く離れた場所に送って湿度の推移を確認することも可能です。